天台宗の永代供養とは?比叡山延暦寺大霊園の永代供養墓についてもご紹介!

核家族化や少子化が進む近年、お墓の継承者を必要としない永代供養が注目を集めています。宗教不問の施設が多いことも永代供養の人気のひとつとなっていますが、たとえ宗教不問であっても供養の方法には宗派の特徴が色濃く反映されます。

もしも幼いころから家系として天台宗を信仰されているとしたら、慣れ親しんだ教えのもとで供養されたいと思われるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、天台宗の永代供養について、以下の項目にわけて詳しく解説していきます。

  1. 永代供養とは?
  2. 天台宗とは?
  3. 天台宗の永代供養とは?
  4. 比叡山延暦寺大霊園の永代供養墓について

1906年(明治39年)創業の仏壇・仏具専門店「ぶつえいどう」がご案内します。ぜひ最後までご覧ください。

永代供養とは?

永代供養とは、半永久的にお墓の管理とご遺骨の供養を寺院・霊園に委託することです。

お墓の継承者がいない方でも、お墓参りをしてくれる方がいなくても、無縁仏になる心配はありません。近年は、継承者がいても「子供に迷惑をかけたくない」という理由から、永代供養を希望される方が増えています。

永代供養は、さまざまな事情を抱えた方たちの、現在に寄り添う供養のひとつとして、裾野を広げつづけています。

天台宗とは?

伝教大師最澄(767~822)が日本で広めた天台宗は、法華経を経典とする大乗仏教の宗派で、日本仏教の礎といわれています。

というのも、天台宗総本山比叡山延暦寺は「日本仏教の母山」と称され、良忍(融通念仏宗)・法然(浄土宗)・栄西(臨済宗)・道元(曹洞宗)・親鸞(浄土真宗)・日蓮(日蓮宗)など、名立たる宗派の開祖が修行を積んだ寺院でもあるからです。

比叡山で学び輩出された名僧たちは、それぞれが独自の教理を打ち立て、現代にいたるまでたくさんの信仰を集めています。

天台宗の特徴

最澄は、生きとし生けるものはみな仏になれる可能性を持っているとする一切衆生悉有仏性という仏教の思想基づき、人は誰もが平等に仏になることができるという一乗思想を説きました。

仏性を人間に限らず、山川草木を含む生類すべてにあるとする考え方は、庶民に幅広く支持され、今でも多くの宗徒が心の拠りどころとしています。

また、最澄は法華経に基づいた天台教こそ真理との思いから天台教学を学ぶために中国に渡ったのですが、禅の教えや密教の伝法なども学んできました。そのため、さまざまな教義を融合した総合仏教的な要素を持つ天台宗は、寺院や仏壇にお祀りするご本尊様を規定していません。

お唱えする念仏は、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」とすることが多いようですが、正式には「南無宗祖根本伝教大師福聚金剛(なむしゅうそこんぽんでんぎょうだいしふくじゅこんごう)」になります。

天台宗の永代供養とは?

天台宗は、永代供養について深い理解を示し、他の宗派よりも積極的に取り入れている傾向にあります。

比叡山延暦寺大霊園に永代供養墓が設けられていることをはじめとして、全国各地の天台宗の寺院はもちろん、霊園や納骨堂にも天台宗の仕来りを取り入れた供養が行われている施設がたくさんあります。

そもそも天台宗の思想には総合的・融合的な特徴があるため、天台宗のお寺においても永代供養は宗教・宗派不問の場合がほとんどです。それまでの信仰を問わず、無宗派で特定の宗教を信仰していなかった方も、永代供養を申し込むことができます。

比叡山延暦寺大霊園の永代供養墓について

天台宗総本山比叡山延暦寺は、1200年に及ぶ歴史と伝統が世界からも高い評価を受け、1994年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。

その比叡山延暦寺から北へ約20kmに位置する「比叡山延暦寺大霊園」には、天台宗ではない方でも、宗教や宗派に関係なくお墓を建立することができます。

比叡山延暦寺大霊園には、一般墓・法人企業墓・バリアフリー墓・地蔵尊・永代供養墓と5種類のお墓があり、それぞれのお墓で共通していることは区画の呼び方です。

お墓の敷地1区画を「1霊地」と呼び、1霊地の広さは間口90cm×奥行90cm、2霊地では間口90cm×奥行180cm、3霊地では間口135cm×奥行180cmとなり、霊地数にあわせて敷地も広くなっていきます。

比叡山延暦寺大霊園

〒520-0362 滋賀県大津市伊香立上竜華町703
TEL:077-598-2481 FAX:077-598-2753
墓地・墓石についてのお問合せ
フリーダイヤル:0120-72-4100 午前9:00~午後5:00

比叡山延暦寺大霊園の永代供養墓の特徴

比叡山延暦寺大霊園の永代供養墓は、お墓の承継者に悩む方はもちろん承継者がいらっしゃる方でも、ご遺族に負担をかけないために寺院が責任をもって永代供養を担う安心のお墓です。

通常の永代供養は、骨壺から取り出して埋葬される合祀墓や、一般のお墓と同じように墓石を設けその下に骨壺のまま納骨する個別墓などから埋葬方法を選択します。加えて、たとえ個別で納骨したとしても年忌法要などを目途に合祀墓に移されるケースがほとんどです。

しかし、比叡山延暦寺大霊園の永代供養墓は、何年経っても合祀にはせず、決して無縁にしないことを約束しお護りしてくれます。法要は毎年、故人の命日やお彼岸・お盆などに行われ、お墓も年に4回清掃されます。

8つの永代供養墓の特徴と費用

比叡山延暦寺大霊園の永代供養墓は、お墓に納めるご遺骨の数や墓石の形、埋葬する場所によって8つの種類があります。

すべてのお墓は墓地と墓石がセットとなっており、墓石のデザインを「和型」と「洋型」から選べるタイプはありますが、オリジナルのデザインは認められません。

ここからは、比叡山延暦寺大霊園の8つの永代供養墓について、それぞれの特徴と費用について紹介します。

久遠個人墓(くおんこじんぼ)

久遠個人墓は、おひとり様のためのお墓です。価格は1霊位598,000~780,000円になります。

久遠夫婦墓(くおんふうふぼ)

久遠夫婦墓は、ご夫妻お二人様のためのお墓です。価格は2霊位1,080,000円以上になります。

久遠安養墓(くおんあんようぼ)

久遠安養墓は、墓所に門柱式巻石・青御影石8寸碑の墓石を建立した、一般石碑型墓地です。何霊位でも追加納骨でき、墓標・塔婆立てなども、希望により別料金にて建立可能です。価格は2霊位で4,290,000円、1霊位追加に伴う費用は575,000円になります。

久遠慈眼観音墓(くおんじげんかんのんぼ)

久遠慈眼観音墓は、石碑が観音様の型の一般石碑型の墓地です。本人を含め最高4霊位までの納骨が可能です。価格は2霊位で2,100,000円、1霊位追加に伴う費用は265,000円になります。

久遠福聚墓(くおんふくじゅぼ)

久遠福聚墓は「功徳ろ地区」に限定された、場所・広さ・石碑など選べる最高位クラスの墓地です。墓石は基本型の「和型」「洋型」から選ぶことができ、何霊位でも追加納骨できます。また、墓標・塔婆立てなども、希望により別料金にて建立可能です。価格は2霊位で5,250,000~8,600,000円、1霊位追加に伴う費用は575,000円になります。

久遠吉祥墓(くおんきっしょうぼ)

久遠吉祥墓も、石碑を「和型」「洋型」から選択でき、本人を含め3霊位までの納骨が可能です。価格は2霊位で1,550,000円になり、1霊位追加に伴う費用は175,000円になります。また、前列と角地、あるいは区画場所指定には50,000円の追加費用が必要です。

久遠瑞雲墓(くおんずいうんぼ)

久遠瑞雲墓は、本人を含め最高6霊位までの納骨が可能な一般石碑型です。価格は2霊位で2,550,000円になり、1霊位追加に伴う費用は275,000円になります。また、前列と角地は50,000円の追加費用が必要です。

久遠孝養墓(くおんこうようぼ)

久遠孝養墓は、石碑を「和型」「洋型」から選択でき、本人を含め4霊位までの納骨が可能な一般石碑型です。価格は2霊位で1,980,000円になり、1霊位追加に伴う費用は175,000円、前列と角地は50,000円の追加費用が必要です。また、110,000円で、1基2霊位彫刻の本堂位牌奉安もできます。

種類 納骨可能霊位数 費用(1霊位追加費用)
久遠個人墓 1霊位 1霊位598,000円~
久遠夫婦墓 2霊位 2霊位1,080,000円~
久遠安養墓 制限無 2霊位4,290,000円(575,000円)
久遠慈眼観音墓 4霊位 2霊位2,100,000円(265,000円)
久遠福聚墓 制限無 2霊位5,250,000円~(575,000円)
久遠吉祥墓 3霊位 2霊位1,550,000円(175,000円)
久遠瑞雲墓 6霊位 2霊位2,550,000円(275,000円)
久遠孝養墓 4霊位 2霊位1,980,000円(175,000円)

まとめ

天台宗の永代供養について、比叡山延暦寺大霊園の永代供養墓とあわせて紹介してきました。天台宗は永代供養に対して、とても柔軟に対応されていることがお分かりいただけたことと思われます。

比叡山延暦寺大霊園の永代供養墓は、高価に感じられたかもしれません。しかし、通常の永代供養墓と違い、永遠を約束された供養は魅力的といえるのではないでしょうか。

また、全国各地にある天台宗の寺院では、比較的安価に申し込める永代供養墓が続々と設けられています。もしも菩提寺が天台宗であるなら、まずはご住職に相談されてみることをおすすめします。

この記事が、ご家族の皆様が安心できる供養方法に巡り合える、一助となれたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。