永代供養を申し込むなら、寺院・霊園・施設へ見学に行こう!

お墓や納骨について考えたときに、永代供養という選択があります。

永代供養は、近年注目を集めている比較的新しいご供養の方法です。そのため、インターネットやチラシなどの資料だけでは、よくわからない部分があるのではないでしょうか。申し込みを考えているとしたら、納骨方法や実際のお墓も気になるところです。お墓は、多くの方にとって一生に一度の買い物です。特別な事情がない限り、現地に足を運んで確認することを強くおすすめします。

とはいえ、見学に行くにはどうしたら良いのか、実際に見学に行った際には何に注意しどう判断すればいいのか、はじめてのことには不安が伴うものです。

そこでこの記事では、永代供養の見学について、以下の項目にわけて詳しく解説していきます。

  1. 永代供養とは?
  2. 寺院・霊園・施設への見学は必須!
  3. 見学前に確認すべき点
  4. 見学の申し込み
  5. 見学の際の持ち物やマナー
  6. 見学の際のチェックポイント
  7. 見学に関わるよくある質問

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見学に関わるよくある質問についても回答していますので、ぜひ最後までご覧ください。

永代供養とは?

永代供養とは、霊園や寺院が永代にわたってご遺骨を供養・管理してくれることです。永代供養のお墓であれば、お墓を承継する人がいなくなった場合でも、霊園が継承者に代わってお墓を維持・管理してくれます。

通常、お墓は永代使用料と呼ばれる墓地を使用する権利を購入し、その上に墓石を建立します。そのうえで、霊園や寺院の維持・管理のための管理料を納め、親から子へ、子から孫へと受け継がれていくものです。しかし、近年は少子高齢化などによって、お墓を承継することが難しい方が増えています。

永代供養は、そんな現代人に寄り添った、比較的新しいご供養の方法です。

永代供養を申し込むなら、寺院・霊園・施設への見学は必須!

永代供養に限らず、最近はお墓の形式も多様化しているので、実際にどのように供養・運営・管理をしてもらえるのかは、それぞれの霊園・寺院によって異なります。納骨堂であっても、さまざまな納骨の方法があるため、特別な事情がない限り、申し込む際には現地への見学は必須と考えたほうが良いでしょう。

さらに、可能であれば複数の寺院・霊園・施設を見学し、比較検討することをおすすめします。

見学前に確認すべき点

見学に行く前に確認したほうが良い点は、以下の6点です。

  • 宗教の確認
  • 納骨方法の確認
  • 価格の確認
  • 事業形態の確認
  • 開いている時間帯の確認
  • 参拝方法の規定の確認
  • 交通経路の確認

各項目について、詳しく解説します。

宗教の確認

永代供養が選ばれる理由として、宗教・宗派を問わないという点が挙げられるのですが、寺院墓地では、特定の宗派の檀家になることを条件としている場合があります。また、納骨堂などの施設においても、ご供養などを担当する寺院の宗派が影響する可能性が少なくありません。

宗教による制限には、主に以下のような事例があります。

  • 特定の宗教以外は納骨不可
  • 特定の宗教と、親和性の高い宗派以外は納骨不可
  • 生前の宗教は問わないが、納骨後のご供養・法要は特定の宗教・宗派に沿って行われる
  • 宗教・宗派は一切問わない

最近は、比較的寛大な考え方をしている寺院・霊園・施設も多くありますが、宗教については事前に調べておくと良いでしょう。

納骨方法の確認

永代供養では、ご遺骨がどのように納骨されるかも、重要なチェックポイントになります。

永代供養の納骨方法には、骨壺から取り出し他の方のご遺骨と一緒に埋葬される「合祀」と、骨壺のまま納骨される「お骨安置」の2種類があります。それぞれのメリットは、「合祀」はリーズナブル、「お骨安置」は改葬が可能な点です。

ただし、ここで気を付けたいのは、永代供養における「お骨安置」の多くは一定の契約期間があり、期限後は「合祀」とする施設がほとんどということです。そのため、「お骨安置」を検討中の方は、契約期間についても見学前に確認しておきましょう。

価格の確認

永代供養は一般的に、通常のお墓よりもリーズナブルとされています。しかし、上記の納骨方法やお墓の種類、納骨堂のプランなどによって、金額は大きく異なります。

そのため、見学の候補地を絞る際には、おおよその予算を組み、予算に合った寺院・霊園・施設を選ぶようにしましょう。

事業形態の確認

永代供養の見学先を決める前に、施設の事業形態も確認しておくと良いでしょう。事業形態には、大きく分けて3つあります。それぞれの、主なメリットとデメリットを一覧表で紹介します。

事業形態 メリット デメリット
寺院などの宗教団体 従来のお墓に思い入れの有る方や、丁寧なご供養を望む方に向いています。 宗教・宗派に制限がある場合があります。
自治体が経営する公営施設 安定した運営が魅力の公営施設は、比較的リーズナブルな設定が多く、宗教・宗派の制限も少なくなります。 人気の区画は抽選などで選ばれるため、希望の場所に納骨できない場合もあります。
民間団体 サービス・設備・アクセス環境などは、他の団体と比較すると充実している傾向にあります。 また、宗教・宗派の制限も少なく、企業努力による低価格も魅力のひとつです。 長期にわたる契約となる永代供養の場合、安定した運営が気になるところです。

開いている時間帯の確認

屋内施設が多い納骨堂では、閉館時間が決まっている場合がほとんどです。また、屋外施設が多い霊園や寺院でも、お参りできる時間帯や休園日などが設けられている場合があります。

納骨堂の多くは、だいたい9時頃から18時頃までを開館時間とし、平日と休日では違う設定になっていることも珍しくありません。もちろん、年中無休としている施設もありますが、年末年始などを閉館日に定めている施設もあります。

お墓参りのタイミングは、個人や家族、親類縁者の考え方によって異なります。それぞれの希望を尊重しながら、お墓参りが可能な時間帯を事前に確認しておきましょう。

参拝方法の規定の確認

参拝方法の規定についても、事前に確認しておきましょう。

特に納骨堂など、室内でのお参りの場合、施設によっては火気厳禁などの規定があります。室外であっても、合祀を選択した場合は、お参りの方法が一般的なお墓とは異なります。

お墓参りに思い入れの有る方にとって、参拝方法の規定は、重要なポイントになるでしょう。

交通経路の確認

不慣れな土地では道に迷ったりしがちです。気になる寺院・霊園・施設が見つかったら、ご自宅からの交通経路も、事前に確認しておきましょう。

公共交通機関を利用するなら電車の本数や乗り換え回数など、車を利用するならお墓までのルートや駐車場はあるかなどがポイントになります。施設によっては、最寄りの駅から送迎バスを運行している場合もありますので、あわせてチェックしておきましょう。

また、10年後、20年後と、年齢を重ねた際のお墓参りについても考慮することをおすすめします。永代供養は、長い時を超えた契約です。将来的に車に乗れなくなったり、足腰が弱くなったりする可能性も考えた上で、通いやすい場所を選びましょう。

見学の申し込み

多くの寺院・霊園・施設では、電話やホームページから見学の申し込みが可能です。希望の日にちを伝えて、予約を取ってから訪問することをおすすめします。

ここからは、具体的な申し込みから見学までのステップを、3段階に分けて紹介します。

ステップ1

希望条件に基づいた寺院・霊園・施設に関する情報を収集する

予算・立地・納骨方法・宗教など、希望ピックアップし、条件に合う寺院・霊園・施設の情報を集めます。
ステップ2

気になる寺院・霊園・施設に見学のお問い合せをする

気になる寺院・霊園・施設に、見学のお問い合わせをします。 見学したい施設が何か所かある場合には、お墓の仲介をしている会社や終活を扱っている会社のサイトなどで申し込める、バスツアーもおすすめです。複数の施設を同時に見学できるので、比較検討しやすくなります。
ステップ3

気になる寺院・霊園・施設に見学のお問い合せをする

気になる寺院・霊園・施設に、見学のお問い合わせをします。 見学したい施設が何か所かある場合には、お墓の仲介をしている会社や終活を扱っている会社のサイトなどで申し込める、バスツアーもおすすめです。複数の施設を同時に見学できるので、比較検討しやすくなります。

見学の際の持ち物やマナー

見学に行く際の服装や持ち物、見学の際のマナーなどをご紹介します。

見学する際の服装

霊園や寺院では、苑内を長時間歩き回る可能性があるため、動きやすい服装と履きなれた靴で参加するようにしましょう。また、お墓の見学ですので、お参りに来ている方もいらっしゃいます。華美な服装は避け、落ち着いた装いを心がけましょう。

見学の際の持ち物

見学の際に、持って行くと便利な持ち物をご紹介します。

・メモ帳と筆記用具

担当者と話した内容や、個人的に気づいた点、交通経路や所要時間などもメモしておきましょう。スマートフォンのメモ機能でも良いのですが、書き加えたりするには手書きのメモのほうが便利です。また、現地で配布されるパンフレットなどに直接書き込みたいときに、筆記用具が活躍します。

・カメラ

施設の設備や周辺環境など、あとで検討しやすいように画像で残しておきましょう。スマートフォンのカメラは写真を撮る際に音が鳴るので、可能であれば普通のカメラを準備しましょう。

・その他

配布される資料を入れるクリアファイルや大きめのバッグがあると便利です。また、お墓の購入を考えている方は、墓石の方角を確認するための方位磁石や、お墓一区画あたりの広さを計測できるメジャーもあると役立つでしょう。

見学の際のマナー

見学の際には、お墓という神聖な場所であることを忘れずに、静かに見学することが大切です。納骨堂などの屋内施設では、声や物音が館内に響いてしまいがちですので、特に注意が必要です。

また、見学の際には、スマートフォンは電源を切るかマナーモードにするなど、周囲への配慮も忘れないようにしましょう。

見学の際のチェックポイント

見学の際のチェックポイントは、見学に行く前に確認したほうが良い点と同じ、以下の6点になります。

  • 宗教の確認
  • 納骨方法の確認
  • 価格の確認
  • 事業形態の確認
  • 開いている時間帯の確認
  • 参拝方法の規定の確認
  • 交通経路の確認

各項目について、事前に確認していた内容と隔たりがないかチェックし、事前に準備していた疑問点は担当者に聞くなどして解決するようにしましょう。

また、設備や環境はもちろんですが、現地でしかわからない施設全体の雰囲気も大切です。広さや明るさ、においや風なども体験し、よりご自身にマッチした永代供養先を選びましょう。

見学に関わるよくある質問

永代供養の見学について、よくある質問を3つ、ピックアップしてお答えします。参考にしてください。

Q.見学は、突然行っても大丈夫ですか?
A.墓地や霊園の多くは、開園時間内であれば自由に見学できます。しかし、説明を受けながら苑内を回りたいのであれば、所定の方法に従った事前予約が必要です。
Q.見学の所要時間はどれくらいかかりますか?
A.説明を受けながらの見学の場合、1件の見学で、最短でも30分は必要です。お墓や納骨堂を案内しながら、担当者が説明します。
Q. 見学をしたら、契約しなければいけませんか?
A.見学は、お墓を選ぶ際のひとつの手段です。必ず契約しなければいけないという施設はありませんので、ご安心ください。

まとめ

永代供養の見学について、注意点や見るべきポイントについて、くわしく解説してきました。

お墓はとても高価なものです。そして、購入してからが長い、将来にわたる契約です。だからこそ、事前にしっかりと下調べをして、納得した上で申し込むことをおすすめします。見学は、ご自身の目で苑内を確認できるチャンスですので、一度は訪れておくようにしましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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