霊園の永代供養の特徴とは?寺院と霊園の違いも知りたい!

近年注目されている永代供養ですが、霊園の永代供養とはどんなものなのか、ご存じでしょうか。霊園には「民間」と「公営」のふたつがあり、宗教・宗派を問わず、無宗教でも申し込めるお墓が多いことから、特定の宗教に縛られずに供養されたい方に選ばれています。

しかし、昔ながらの寺院が行う永代供養も気になることと思われます。もしも、これから新しくお墓を購入するなら、安心してご供養するためにも、施設による特徴や違いは知っておきたいものです。

そこでこの記事では、霊園の永代供養を中心に、以下の項目にわけて詳しく解説していきます。

  1. 永代供養とは?
  2. 霊園が行う永代供養とは?
  3. 民間霊園・公営霊園・寺院を徹底比較!
  4. 霊園の永代供養、選び方のポイント

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永代供養とは?

永代供養とは、ご遺族に代わって寺院や霊園が故人の供養をすることです。

供養の中にはお墓の管理も含まれているため、お墓を継承してくれる方がいない場合や、お墓の維持で子供や孫に心労をかけたくないと考える方たちに選ばれています。

しかし、ここで気を付けたいのは、永遠に管理・供養をしてくれるわけではないということです。どこの寺院・霊園でも、安置期間には期限があります。多くの場合は33回忌や50回忌を目途とするところが多いようですが、明確な決まりはありません。また、契約期間を過ぎたご遺骨は、合祀という方法で納骨されることが一般的ですが、これも寺院や霊園によって異なります。

合祀とは、他者のご遺骨と一緒に共同のお墓に納骨することです。安置期間、あるいは最終的な納骨方法につきましては、契約の前に確認することをおすすめします。

霊園が行う永代供養とは?

霊園には、公益法人または宗教法人が管理する「民間霊園」と、都道府県や市区町村など地方自治体が管理する「公営霊園」のふたつがあります。いずれの霊園も、宗教・宗派を問わず、受け入れてくれる施設がほとんどです。

ただし、無宗教であっても、読経を行うご住職の宗派によって供養の方法は変わります。また、合同供養などの法要をどの程度行うかは、管理母体にかかわらずそれぞれの施設によって異なりますので、気になる方は事前にしっかりチェックするようにしましょう。

霊園の埋葬方法と相場

埋葬方法は、霊園と寺院でそれほど大きな差はありません。ここからは霊園で行われる、代表的な3つの埋葬方法について、相場と併せて解説します。

単独墓
単独墓の場合、永代供養料に加えて、墓石と納骨するスペースに費用がかかるため、相場は比較的高めです。
墓石の種類によって大きく変動しますが、相場は150万円~300万円程度になります。単独墓は、普通のお墓と同じ形で、個人やご夫婦が納骨する形式になります。墓石を個別に購入し、管理や供養を施設に委託します。単独墓の場合、永代供養料に加えて、墓石と納骨するスペースに費用がかかるため、相場は比較的高めです。墓石の種類によって大きく変動しますが、相場は150万円~300万円程度になります。
集合墓
集合墓とは、個別のカロートと呼ばれる納骨室を備えた小さめのお墓です。
集合墓も単独墓と同じように、管理・供養は施設にお任せできます。集合墓の場合、何人分の納骨を予定しているかによりカロートのサイズが変わってくるため、支払う費用も変動します。一般的に10万円~100万円程度が相場とされていますが、この他に1万円程度の管理料が必要な場合もあるので、事前に確認するようにしましょう。
合祀墓
合祀墓は、ご遺骨を骨壺から取り出し、見知らぬ方たちのご遺骨と一緒に埋葬される方法です。
ご遺骨は、霊園に用意されているモニュメントや一般的なお墓よりも大きいサイズの墓石の下に納められます。墓石を用意する必要がないため、3種類の永代供養の中ではもっともリーズナブルです。施設によって変動はあるものの、10万円程度が相場となります。

霊園の相場の注意点

霊園の永代供養の相場は、埋葬方法だけではなく、地価の影響を受けやすいのが特徴です。

たとえば東京都23区内の場合、土地代が高額になるため、必然的に永代供養の費用も高くなる傾向にあります。また、駅から徒歩圏内や中心地に近いほど高額になることが多く、バスなどを使用する場所は比較的価格が抑えられています。

公営霊園・民間霊園・寺院墓地を徹底比較!

公営霊園・民間霊園・寺院墓地について、〇×△形式の一覧表で比較検証してみました。永代供養に限らず、一般の墓地についても当てはまりますので、墓所選択の際にご参照ください。

比較項目 公営霊園 民間霊園 寺院墓地
安定度 〇自治体が経営しているため、安定性は高い △公営・宗教法人が経営しているため、経営状況は要確認 △寺院により檀家数などに差があるため、経営状況は要確認
費用 〇永代使用料や管理費など、他の墓地に比べ割安な場合が多い △低価格な墓地もありますが、全体的には公営墓地より割高になる場合が多い ×他の墓地に比べ割高になることが多く、檀家であればお布施や寄付などの義務もあるため要確認
立地 〇アクセスが良い場所にある場合が多い △納骨堂などは駅から近い場合もありますが、都市近郊型から郊外型まで多種多様 △住宅地に近い墓地から、アクセスが良くない墓地まで多種多様
石材店の指定 〇自治体が運営しているため、特定の石材店を指定することはありません ×指定石材店が決まっている場合が多い △指定石材店が決まっている場合が多いが、寺院によっては他の石材店でも可
募集時期 ×人気の墓所は、1年に1回の場合や空きが出るまで募集されない場合もある 〇原則、いつでも可 〇原則、いつでも可
申込制限 ×応募する自治体の地域への居住や、居住年数などの条件がある場合が多い 〇特に制限なし △檀家として入檀することを前提としている場合が多い
倍率 △都心部の人気の霊園は競争率が高くなりますが、他の墓地は直ぐに申し込みできる場合もある 〇他の墓所と比較して選択肢が多く、競争倍率は低い △有名な寺院や立地の良い寺院、人気のある寺院などは申し込みできない場合がある

公営霊園の特徴

信頼性が高く安心感があり、永代使用料や維持管理費などが他の墓所と比べ割安な点が魅力です。しかし、空きが少ないため競争倍率は高く、申し込み手続が複雑などの問題点もあります。

民間霊園の特徴

多種多様な墓所があり、希望の条件に適したお墓を選択しやすい状況です。しかし、多くの業者が参入しているため、経営の安定性や信頼性の確認が大切になります。

寺院墓地の特徴

敷地内に墓所を設けている寺院が多いため、お墓の管理については安心度が高くなります。しかし、宗教・宗派へのこだわりが強く、檀家に入らなければ申し込みできない場合もあります。

霊園の永代供養、選び方のポイント

霊園の永代供養を選択する際には、民間と公営の違いを理解したうえで、下記4項目にポイントを絞って比較検討してみましょう。

  • 供養方法
  • 納骨方法
  • 料金
  • アクセス環境

供養・納骨方法を第一に、料金とサービス内容、アクセス環境の良し悪し、加えてスタッフの対応や施設の雰囲気などを判断材料とし、ご自身の希望に沿った施設を選びましょう。

まとめ

霊園の永代供養について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

永代供養そのものには、霊園と寺院で大きな差はありませんが、管理母体によって安定性や費用に差があることがお分かりいただけたことと思われます。まずは施設による特徴をおさえ、ご自身の理想に近い霊園はどこかを慎重に見極めましょう。

この記事が、これから永代供養墓を探される方、あるいは検討されている方の、一助となれたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。