永代供養に管理費は必要?納骨堂の管理費はどうなるの?

ご遺骨の供養・管理を、永代にわたって引き受けてくれる永代供養ですが、管理費が必要かどうかはご存知でしょうか。

通常、故人を墓地に埋葬し、管理をお願いするためには、寺院や霊園に管理費を支払う必要があります。屋内に設備を整えている納骨堂などは、維持費も必要です。しかし、永代にわたる供養・管理を最初に契約している永代供養に、管理費は必要なのか気になるところです。

そこでこの記事では、永代供養の管理費について、以下の項目にわけて詳しく解説していきます。

  1. 永代供養とは?
  2. 永代供養での管理費について
  3. 永代供養で管理費は必要?
  4. 納骨堂の「永代使用料」と「管理費」について

1906年(明治39年)創業の仏壇・仏具専門店「ぶつえいどう」がご案内します。

ぜひ最後までご覧ください。

永代供養とは?

永代供養とは、お墓の管理や供養の方法を指す言葉で、お墓そのものは永代供養墓などと表現されます。寺院や霊園に永代供養料を納めたうえでご遺骨をお預けし、永代にわたる供養や管理をお任せする埋葬方法です。供養や管理の仕方に決まりはなく、寺院や霊園によって特徴があります。

永代供養での管理費について

お墓の管理費は、通常のお墓であっても永代供養であっても、意味は変わりません。文字通り、墓地の管理に使用される費用になります。

「永代供養」と「永代管理」の違い

「永代供養」は、前述したとおり、寺院や霊園などが管理・供養を行うことです。

対して「永代管理」とは、管理料を一括で前払いする制度を指します。管理料は、通常年間管理費として1年に1度支払われますが、永代管理料は数十年分を前納する形になります。墓地を購入した際に一括して納めることで、その後の支払いの必要がなくなるという制度です。

「永代使用料」と「管理費」の違い

「永代使用料」とは、墓地を使用するための権利に支払われるお金です。

対して「管理費」とは、共有施設(通路・駐車場等)の維持管理や施設内の水道光熱費、ごみの処理などに使われます。

永代供養で管理費は必要?

通常のお墓には必要な管理費は、永代供養ではどのように処理されるのか、詳しく解説します。

基本的に管理費はかかりません

基本的な考え方として、永代供養における管理費は、初回に一括で支払う永代供養料に含まれます。そのため、永代供養における年間管理費などの支払いは、基本的に必要ありません。

一部「維持費」が必要な寺院・霊園もあり

永代供養に管理費は基本的に必要ありませんが、経年劣化による建物の修繕や補修が必要になる場合、あるいは災害などによる破損や汚れが生じた場合は、維持費や管理費として徴収されることもあります。

納骨堂の「永代使用料」と「管理費」について

永代供養における年間管理費の支払いは、基本的に必要ありません。しかし、納骨堂においては、契約時に初期費用を支払ったあとも、管理維持するための費用が毎年発生する場合があります。

ここからは納骨堂の「永代使用料」と「管理費」について、詳しく解説します。

費用は「永代使用料」と「管理費」の金額が大きい

納骨堂の費用内訳は、「永代使用料」と「管理費」とに分けられます。納骨堂を使用する権利でもある「永代使用料」は、初期費用として一括で支払われます。「管理費」は、納骨堂の運営元へ支払う、年間費用のことです。

こちらは、契約期間が決まっていない個別型納骨堂に対して、区画を使用し続ける限り年間1万円~2万円の支払いが必要になります。

管理費が必要なケース

年間管理費が必要なケースは、契約期間を決めていない個別型納骨堂です。管理費を支払い続ける限り、個別のスペースを使用することができます。

管理費が不要なケース

年間管理費が不要なケースは、契約期間が決まっている個別型納骨堂と、個別のスペースを設けていない合同納骨堂のふたつです。

個別型納骨堂でも、個別のスペースの使用期限を33年や50年などに定めた場合、使用期間分の年間管理費を一括前納できます。また、ほとんどの合同納骨堂は個別のスペースがないため、個々の管理費は必要ありません。

分割払いは可能?

初期費用が安価な納骨堂や昔ながらの寺院では、分割払いが難しい場合もあります。

しかし、都心の比較的新しい納骨堂や高価な納骨堂では、納骨堂独自のローンを利用できる施設もあります。また、銀行を利用した「メモリアルローン」やカードローンの「多目的ローン」なども利用可能です。

納骨堂の管理費用を支払うのは誰?契約者が亡くなった場合はどうする?

納骨堂の管理費用の支払いは、基本的にお墓の購入者が支払うことになります。購入者が亡くなった場合は、家族や親族へ管理の継続の可否について確認作業が行われます。

管理料が未納になっても納骨堂は困らない

多くの納骨堂では、管理費が未納となった場合、自動的に合祀とするシステムを採用しています。合祀とは、他の人の遺骨とまとめて供養することをいい、契約者には購入する前にその趣旨を伝えています。

そのため、たとえ管理費が未納になっても、合祀されることで空いた個別のスペースで新しい契約を結べるので、納骨堂側は経営を維持することができるのです。

まとめ

さまざまな事情からお墓の管理が難しい方にとって、年間管理費がかからない永代供養はおすすめの埋葬方法です。しかし、同じ永代供養でも、納骨堂は年間管理費がかかる場合とかからない場合があります。

本記事を参考に、永代供養に関する情報を少しでも多く知っていただき、将来の選択の一助となれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

パンフレットを無料でお送りします

まずは資料請求から始めてみませんか?

お墓・納骨・供養でお困りの方のお悩みを解決する「偲墓(しぼ)」は、これまでのお墓にはない現代のライフスタイルに合わせた特徴が充実しています。

ご希望のサービスや寺院の詳しい情報は、ぜひ資料を請求して、ご確認下さい。偲墓のすべてを紹介したパンフレットを無料でお送りさせていただきます。

安心・満足な供養への近道は資料請求から始まります!

資料を取り寄せる(無料)LINEで相談する(無料)電話で相談する
(受付:10時〜17時)