【第3編】提携寺院向け規約
この規約(以下、「本規約」とする。)は、株式会社佛英堂(以下、「当社」とする。)が運営する供養付き墓石サービス「偲墓」(以下、本サービスとする)での提携に関する条件を、提携提携寺院(以下、「提携寺院」とする。)と当社の間で定めるものです。提携寺院には、本規約のほか、当社が別途定める「基本事項に関する規約」が適用されるものとします。
- サービスの利用
- 提携を希望する寺院は、本規約に同意の上、当社の定める方法によって利用登録を申請し、当社がこれを承認することによって提携が成立するものとします。
- 当社は、以下のいずれかの事由があると判断した場合、利用登録の申請を承認しないことがあります。当社は登録拒否の理由について一切の開示義務を負いません。
- 虚偽の事項を届け出た場合
- 本規約に違反したことがある者からの申請である場合
- その他、当社が利用登録を相当でないと判断した場合
- 提携の内容
- 提携寺院は当社に対し、下記の役務の提供を約します。
- 納骨時の法要
- 百か日から契約終了時までの年忌法要
- 寺院移転時の法要
- 永代供養ができる環境の整備
- その他、寺院裁量による日々の供養
- 当社は提携寺院に対し供養料としての報酬を4.報酬に定める通り支払うことを約します。
- サービス利用料金
- 当社は提携寺院に対し、本サービスの利用に関する初期費用や利用料金は一切請求しないものとします。
- 報酬
- 本サービスを通して本サービスの利用者(以下「利用者」とする」から当社への申し込みがあった場合に、当社は提携寺院に対し納骨の翌月末までに納骨法要料として報酬を支払います。
- また、当社と利用者の契約が継続する期間中、当社は提携寺院に対し年忌法要料、永代供養料、供物費としての月額報酬を支払います。
- 支払い方法は、提携寺院が指定する銀行口座に振り込むこととします。なお、振込手数料は当社の負担とします。
- 利用者からの支払いが滞納する場合、下記の対応を行うものとします。
- 支払いのない利用者分の報酬を報酬の合計から引く
- 利用者に当社が定める方法で連絡を行う
- 1年間連絡が取れない場合は解約とし、提携寺院には遺骨を永代供養墓に埋葬し、墓石を処分する権利が付与される
- 1年以内に支払いが再開された場合、未払い期間分の供養費を当社から提携提携に支払うことで提携寺院は供養を継続する
- 情報管理
- 当社は、利用者から個人情報を取得する際、個人情報利用の目的を利用者に通知または公表し、提携寺院に対しての情報提供と利用について同意を得るものとします。また取得した情報は個人情報保護法に則って管理するものとします。
- 提携寺院は、当社より提供された利用者の情報を本取引の目的の範囲内においてのみ利用するものとし、紛失、破壊、改ざん、漏洩防止の安全対策を講ずるものとします。
- 守秘義務
- 当社及び提携寺院は、本契約期間中及びその終了後を問わず、本契約上の取引を通じて知りえた情報を第三者に開示、提供、漏洩してはいけません。
- 当社及び提携寺院は、本取引を通じて知りえた情報を相手方の承諾なしに本契約上の取引以外の目的に使用することはできません。
- 本条に定める守秘義務は以下の場合に該当する場合は適用されません。
- 公知の事実もしくは、該当者の責に帰すべき事由によらず公知となった事実
- 第三者から適法に取得した事実
- 相手方からの開示の時点で保有していた事実
- 法令、政府機関、裁判所の命令により開示が義務付けられた事実
- 禁止事項
- 当社は、本サービスに関する提携寺院による以下の行為を禁止します。
- 直接利用者に金銭を要求する行為
- 直接利用者に奉仕を要求する行為(お寺の行事の参加など)
- 当社、及び事務局の名を騙り、営業を行う行為
- 当社、及び利用者の同意なく墓石を移動・撤去する行為
- 自治体の許可を得ない場所に墓石を設置する行為
- その他、当社が不適当と合理的に判断する行為
- サービス解約
- 利用者より解約の届け出があった場合、当社は速やかに提携寺院にその旨を報告し、翌月より報酬に反映するものとする。
- 利用者の届け出により解約となる場合、提携寺院は下記の対応を行うものとする。
- 利用者の希望する場合、墓石及び遺骨を利用者に返還すること
- 利用者が希望する場合、遺骨の全部、もしくは一部を永代供養墓に埋葬すること
- 利用者に墓石を返還しない場合は寺院にて処分すること
- 提携解除
- 当社及び提携寺院は、次の各号に該当する場合、何ら予告することなく提携を解除することができます。
- 利用者への対応において、客観的観点からも明らかに重大な過失をした場合
- 利用者に対する営業対応の状況・結果に関する報告の義務を怠った場合
- 虚偽の報告を行った場合
- 長期間連絡が取れない状態になった場合
- 苦情やクレームが著しく多いと判断される場合
- 個人情報、提携機密事項を第三者に漏洩した場合
- 社会的に重大な問題、道義的責任、不祥事等を引き起こした場合
- その他本規約に違反したとき、信用を著しく損ねる行為を行った場合等、本提携の継続を困難にせしめる深刻な事情が発生したと判断したとき
- 上記の理由により提携を解除することになった場合、提携寺院は当社及び利用者に対し全ての墓石、遺骨を受け渡すものとします。
- 上記以外の理由により提携の解除を希望する場合は、次の各号の条件を満たした上、解除を希望する日の3ヶ月前までに告知をすることで提携を解除できるものとします。
- 当社及び利用者に対し全ての墓石、遺骨を受け渡すものとします。
- 解約時点において継続している利用者の墓石を他寺院へ移動する費用を負担するものとします。
- 解約後に利用者への勧誘や連絡は一切行わないことを約するものとします。
- 既に合祀墓へ合葬した利用者の遺骨は引き続き供養を行うことを約するものとします。
- 利用者に関する申し立て
- 利用者が提携寺院に対し不利益となる行動をとった場合、提携寺院は当社に対して申し立てを行い、利用者の納骨及び墓石設置を拒否することが出来ます。
- ただし、下記に該当する理由の場合は拒否することはできません。
- 利用者の国籍、人種、障害、病気、性別など利用者の人権侵害に該当する理由と判断されるとき
- 提携寺院側の趣味・嗜好など不利益には該当しないと判断されるとき
- 不可抗力
- 本規約上の義務が、以下に定める不可抗力に起因して遅滞若しくは不履行となったときは、当社及び提携寺院双方本規約の違反とせず、その責を負わないものとします。。
- 自然災害
- 戦争、内乱、暴動、革命及び国家の分裂等の社会的混乱
- 政府機関による法令改正
- その他前各号に準ずる事態
- 前項の事態が発生したときは、相手方にただちに不可抗力が発生した旨を報告し、不可抗力の予想される継続期間を通知しなければならない。
- 不可抗力が100日以上継続した場合には、当社及び提携寺院は、相手方に対する書通知をもって本契約を解除することができる。
- 通知または連絡
- 当社と提携寺院との間の通知または連絡は、当社の定める方法によって行うものとします。
- 当社は、提携寺院から、当社が別途定める方式に従った変更届け出がない限り、現在登録されている連絡先が有効なものとみなして当該連絡先へ通知または連絡を行い、これらは、発信時に提携寺院へ到達したものとみなします。
2021年02月07日 制定
2021年12月10日 改定